1996年 日本
【開発者】
三上真司
【発売元】
カプコン
発売前、直後はそれほど注目されなかったが、口コミでじわじわと売れてミリオンセラーとなった、ゲームソフトとしては珍しい売れ方をしたソフトである。
発売当初は販売店もさほど注目していなかったため入荷数をかなり抑えていたらしく、売り切れ店が続出した。本作のヒットにより、カプコンからは『バイオハザードシリーズ』としてシリーズ化され、他社からもホラーゲームが多数発売されるきっかけとなった。
「これぞ、オトナの楽しみ」
人が原始のころから持っている、最も根源的な感情…”恐怖”。
怖さには、様々な種類がある。
何をもって「最も怖い」とするかは意見の分かれるところだが、
「バイオ」は、あらゆる怖さを内包しようとする貪欲さがある。
未知なる存在や不可解な展開がもたらす警戒、疑念。
異形な物、醜悪な物が迫り来る危機感、嫌悪感。
物陰に潜む気配、何かが起こりそうな空気。
人が徐々に人でなくなる様子を綴った手記がかもし出す怖気。
敵から逃れるべく、必死の逃走を図る緊張感、高揚感。
不快な音、不気味な暗闇。
安心と絶望の波状攻撃がもたらす、精神の疲弊。
あの手この手で、プレイヤーの心を揺さぶり続ける。
それこそが、既存のホラーゲームと一線を画す「バイオ」のオリジナリティ
である。
ホラー映画、怪談、お化け屋敷…等は、一般人にも広く楽しまれている。
人はわざわざ怖いものを見聞きして怖がることを、娯楽として受け入れて
いるのだ。
生物の存亡に関わる「怖さ」の感情を、安全とわかりきった立ち位置から
ちくちくと刺激して楽しむという、これは高尚な遊戯なのだ。
誰でも、というわけにはいかない。
これは大人のエンターテインメントだ。
怖さを楽しもうとする人は、恐怖の効能を知っている。
恐怖は、分量を間違えずに処方すれば、程よい刺激となる。
願わくば、プレイする人すべてに、心地よいスパイスを。
ひとときの「恐怖」、存分にお楽しみあれ。
【バイオハザードシリーズ】
■バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ
【Wii】2007年11月15日
■バイオハザード4
【GC】2005年1月27日
【PS2】2005年12月1日
【Wii】2007年5月31日
【PC】2007年6月7日
■バイオハザード Deadly Silence
【NDS】2006年1月19日
■バイオハザード 0
【GC】2002年11月21日
■バイオハザード
【GC】2002年3月22日
■バイオハザード コード:ベロニカ完全版
【DC】2001年3月22日
【PS2】2001年3月22日
【GC】2003年8月7日
■バイオハザード コード:ベロニカ
【DC】2000年2月3日
■バイオハザード 3 LAST ESCAPE
【PS】1999年9月22日
【DC】2000年11月16日
【GC】2003年1月23日
■バイオハザード 2 Value Plus
【DC】1999年12月22日
■バイオハザード 2 デュアルショックVer.
【PS】1998年8月6日
■バイオハザード 2
【PS】1998年1月29日
【PC】1999年2月19日
【N64】2000年1月28日
【GC】2003年1月23日
■バイオハザードディレクターズカットデュアルショックVer.
【PS】1998年8月6日
■バイオハザードディレクターズカット
【PS】1997年9月25日
■バイオハザード
【PS】1996年3月22日
【SS】1997年7月25日
【PC】 1997年09月14日
■バイオハザード アウトブレイク FILE 2
【PS2】2004年9月9日
■バイオハザード アウトブレイク
【PS2】2003年12月11日
■GUN SURVIVOR4 BIOHAZARD HEROES NEVER DIE
【PS2】2003年2月13日
■ガンサバイバー2 バイオハザード コード:ベロニカ
【PS2】2001年11月8日
【AC】2001年7月稼動
■バイオハザード ガンサバイバー
【PS】2000年1月27日
■BIOHAZARD GAIDEN
【GBC】2002年03月29日
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