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サスペリア
2008/11/14 (Fri)
『サスペリア』 -Suspiria-
1977年 イタリア
【監督】
ダリオ・アルジェント
【製作】
クラウディオ・アルジェント
【脚本】
ダリオ・アルジェント
【出演】
ジェシカ・ハーパー
ステファニア・カッシーニ
ジョーン・ベネット
アリダ・ヴァリ
フラビオ・ビッチ
ウド・キア
ミゲル・ホセ
「決して ひとりでは見ないでください」
白いトゥシューズが真赤に染ったとき スージーは、それが全て現実だと知った。
ステンドグラスが割れる。
血にまみれた女が首を吊る。
床一面が血の海。
ステンドグラスが刺さされた女。
ただただ・・・その中の物語に引き込まれていくことになるとは、誰も思わないであろう。
バレリーナ志望のスージーは、ドイツにあるバレエの名門校に入学するために、ニューヨークからやって来た。空港でようやく拾うことができたタクシーに乗ってスージーは学校に向かう。排水溝になだれ込む激しい雨水、濁流が車の窓から見える。スージーがやがて到着したバレエ学院は赤い館。そしてその建物の玄関では、若い生徒であるパットが何者かに追われているかのように怯え、何か叫んでいた。「秘密のドアが、アイリスが三つ、青いのを回すのよ...」
恐怖に顔をひきつらせたパットは、雷鳴の中をずぶ濡れになって走っていった。この奇妙な光景を見たスージーは、すぐに玄関に走り寄って、ドアを開けるように頼んだが、インターフォンからは、なぜか冷たい拒絶の言葉が返ってくるだけであった。途方に暮れたスージーは、仕方がなく出直すことにした。
友人のアパートにたどり着いたパットの身の上に、奇怪なことが起こった。部屋に入った時、この世のものとは思えない呻き声を耳にしたパットは、その直後、窓の外の闇の中から、突然現われた毛むくじゃらの腕に締めつけられ、何度も何度も胸や腹をナイフで突き刺されてしまう。そのパットの悲鳴を聞きつけて駆けつけた友人も不運な惨死の道づれとなって鮮血に染まった。
翌日、バレエ学校を訪れたスージーは、ようやく入学することができた。そこには、海外旅行中という女理事長のマダム・ブランク、厳格な主任教師のターナー女史、盲導犬に引かれる盲目のピアニストのダニエル、ルーマニア人の下男パブロ、マダムの甥で9歳になるアルバート少年等がいた。突然身体が不調となったスージーは、早速始まった厳しいレッスンの途中で床に倒れこんだ。校医の診察を受けたスージーは、増血のためとして葡萄酒を食事に加えられる。この葡萄酒を飲むと、スージーはいつもなぜか眠くなり、眠ってしまう。
スージーは、サラと仲良しになり、学院の様子をこと細かく知るようになった。その夜、寄宿舎の天井から白いうじ虫が落ちてくるという事件が起こった。学院はパニック状態になったが、その事件の原因は屋根裏に保存してあったハムやソーセージに寄生したものと判明した。そこで、当分の間、生徒たちは全員、バレエ練習用の大ホールにベッドを移して寝起きすることになった。
真夜中、ベッドに入っても眠れないスージーとサラは、大きな仕切り用のカーテンの向こうから漏れてくる不気味な呻き声にひどくおびえ、またその呻き声の周辺からどこかへ立ち去っていく奇妙な足音を耳にした。サラはあの呻き声の主が、海外旅行中の理事長ではないかとスージーに告げたが、翌朝、それをターナー女史に尋ねると、なぜか冷たい否定が返ってくるのだった。
次の日、マダム・ブランクの甥のアルバートがダニエルの盲導犬に噛みつかれるという事件が起きた。ターナー女史は烈火のごとく怒り、ピアニストのダニエルをクビにしてしまった。ダニエルは捨て台詞を吐きながらその場を立ち去った。こうした事件の起こる中、スージーとサラは、夜ごとターナー女史たちの靴音に好奇心をかきたてられた。なぜ教師たちの靴音が響き、突然それが消えてしまうのか。サラはその靴音を追って廊下に忍び出た。一方、その夜、ビアホールからの帰り道のダニエルは、いきなり自分の盲導犬に噛み殺された。
次の夜、スージーの寝室に来たサラは、最初に変死したパットから、事件の直前に奇妙な話を聞かされ、謎めいたメモを預けられたことを告げた。しかし、スージーは突然睡魔に襲われる。仕方がなく自室に戻ったサラは、突然、恐怖心に襲われ、廊下に逃げ出した。何者かが追いかけてくる気配を感じ、サラは廊下を逃げるが、逃げ場所を失い、屋根裏へ逃げ込むが、高い窓から工具室に転倒する。そこにあった無数の細い針金がサラの白い肌にからみつく。まるで蜘蛛の巣にかかったかのように身動きができないサラの腹部を何者かの手がナイフで突き刺す。最後に喉を掻き切られたサラは惨死する。
翌朝、サラの姿が見えないことを不審に思うスージーにターナー女史は、サラが荷物をまとめて退学していったことを告げる。これを奇妙に思ったスージーは、サラの友人の精神分析学者フランコを訪ね、学院についての奇妙な出来事を相談した。フランコは学院の歴史と魔女についての話をした。より詳しいミリウス教授の話もその場で聞くことができた。
その夜、誰もいない寄宿舎に戻ったスージーはついに意を決して、葡萄酒を便所に捨てて眠らないようにし、秘密を暴こうとする。足音の数だけ廊下を歩くと、スージーは校長室にたどり着く。そこでスージーははじめての夜の女学生の言葉を思い出す。「アイリスが三つ。青いのを回すのよ...」
壁を見ると、アイリスの飾りがあった。青いアイリスを回すと秘密のドアが開く。奥の部屋では教師たちが魔女の儀式をしている。この学院は魔女たちの館であったのだ。姿を見られたスージーは、別の部屋に逃げ込む。そこには長老のエレナ・マルコスがカーテン越しのベッドにいた。スージーはカーテンを開け彼女を見ようとするが、そこには誰もいなかった。突然、サラの死体が動きだし、スージーに向かってナイフを振るいはじめた。絶体絶命のピンチ、雷の光がエレナ・マルコスの身体を光で浮かび上がらせた。スージーは全力を振り絞り、ガラス製の孔雀の置物の羽根を取って、マルコスを突き刺す。彼女の死とともに館が崩れはじめる。教師たちも阿鼻叫喚の様子だ。やっとのことで館の外に逃げ出したスージー。激しい雨のなか、スージーは笑みを浮かべた。
恐怖に顔をひきつらせたパットは、雷鳴の中をずぶ濡れになって走っていった。この奇妙な光景を見たスージーは、すぐに玄関に走り寄って、ドアを開けるように頼んだが、インターフォンからは、なぜか冷たい拒絶の言葉が返ってくるだけであった。途方に暮れたスージーは、仕方がなく出直すことにした。
友人のアパートにたどり着いたパットの身の上に、奇怪なことが起こった。部屋に入った時、この世のものとは思えない呻き声を耳にしたパットは、その直後、窓の外の闇の中から、突然現われた毛むくじゃらの腕に締めつけられ、何度も何度も胸や腹をナイフで突き刺されてしまう。そのパットの悲鳴を聞きつけて駆けつけた友人も不運な惨死の道づれとなって鮮血に染まった。
翌日、バレエ学校を訪れたスージーは、ようやく入学することができた。そこには、海外旅行中という女理事長のマダム・ブランク、厳格な主任教師のターナー女史、盲導犬に引かれる盲目のピアニストのダニエル、ルーマニア人の下男パブロ、マダムの甥で9歳になるアルバート少年等がいた。突然身体が不調となったスージーは、早速始まった厳しいレッスンの途中で床に倒れこんだ。校医の診察を受けたスージーは、増血のためとして葡萄酒を食事に加えられる。この葡萄酒を飲むと、スージーはいつもなぜか眠くなり、眠ってしまう。
スージーは、サラと仲良しになり、学院の様子をこと細かく知るようになった。その夜、寄宿舎の天井から白いうじ虫が落ちてくるという事件が起こった。学院はパニック状態になったが、その事件の原因は屋根裏に保存してあったハムやソーセージに寄生したものと判明した。そこで、当分の間、生徒たちは全員、バレエ練習用の大ホールにベッドを移して寝起きすることになった。
真夜中、ベッドに入っても眠れないスージーとサラは、大きな仕切り用のカーテンの向こうから漏れてくる不気味な呻き声にひどくおびえ、またその呻き声の周辺からどこかへ立ち去っていく奇妙な足音を耳にした。サラはあの呻き声の主が、海外旅行中の理事長ではないかとスージーに告げたが、翌朝、それをターナー女史に尋ねると、なぜか冷たい否定が返ってくるのだった。
次の日、マダム・ブランクの甥のアルバートがダニエルの盲導犬に噛みつかれるという事件が起きた。ターナー女史は烈火のごとく怒り、ピアニストのダニエルをクビにしてしまった。ダニエルは捨て台詞を吐きながらその場を立ち去った。こうした事件の起こる中、スージーとサラは、夜ごとターナー女史たちの靴音に好奇心をかきたてられた。なぜ教師たちの靴音が響き、突然それが消えてしまうのか。サラはその靴音を追って廊下に忍び出た。一方、その夜、ビアホールからの帰り道のダニエルは、いきなり自分の盲導犬に噛み殺された。
次の夜、スージーの寝室に来たサラは、最初に変死したパットから、事件の直前に奇妙な話を聞かされ、謎めいたメモを預けられたことを告げた。しかし、スージーは突然睡魔に襲われる。仕方がなく自室に戻ったサラは、突然、恐怖心に襲われ、廊下に逃げ出した。何者かが追いかけてくる気配を感じ、サラは廊下を逃げるが、逃げ場所を失い、屋根裏へ逃げ込むが、高い窓から工具室に転倒する。そこにあった無数の細い針金がサラの白い肌にからみつく。まるで蜘蛛の巣にかかったかのように身動きができないサラの腹部を何者かの手がナイフで突き刺す。最後に喉を掻き切られたサラは惨死する。
翌朝、サラの姿が見えないことを不審に思うスージーにターナー女史は、サラが荷物をまとめて退学していったことを告げる。これを奇妙に思ったスージーは、サラの友人の精神分析学者フランコを訪ね、学院についての奇妙な出来事を相談した。フランコは学院の歴史と魔女についての話をした。より詳しいミリウス教授の話もその場で聞くことができた。
その夜、誰もいない寄宿舎に戻ったスージーはついに意を決して、葡萄酒を便所に捨てて眠らないようにし、秘密を暴こうとする。足音の数だけ廊下を歩くと、スージーは校長室にたどり着く。そこでスージーははじめての夜の女学生の言葉を思い出す。「アイリスが三つ。青いのを回すのよ...」
壁を見ると、アイリスの飾りがあった。青いアイリスを回すと秘密のドアが開く。奥の部屋では教師たちが魔女の儀式をしている。この学院は魔女たちの館であったのだ。姿を見られたスージーは、別の部屋に逃げ込む。そこには長老のエレナ・マルコスがカーテン越しのベッドにいた。スージーはカーテンを開け彼女を見ようとするが、そこには誰もいなかった。突然、サラの死体が動きだし、スージーに向かってナイフを振るいはじめた。絶体絶命のピンチ、雷の光がエレナ・マルコスの身体を光で浮かび上がらせた。スージーは全力を振り絞り、ガラス製の孔雀の置物の羽根を取って、マルコスを突き刺す。彼女の死とともに館が崩れはじめる。教師たちも阿鼻叫喚の様子だ。やっとのことで館の外に逃げ出したスージー。激しい雨のなか、スージーは笑みを浮かべた。
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