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降霊
2008/03/20 (Thu)
kourei.jpg『降霊』 -Kourei-
1999年 日本
【監督】
 黒沢清 
【プロデューサー】
田中猛彦 
下田淳行 
【原作】
マーク・マクシェーン  
【脚本】
黒沢清 
大石哲也 
【キャスト】
役所広司 
風吹ジュン 
石田ひかり 
きたろう 
岸部一徳 
哀川翔 
大杉漣 


「CURE」の黒沢清が独特の“恐怖”映像で描いたTVドラマで、マーク・マクシェーン原作の64年作品「雨の午後の降霊祭」のリメイク。放映後に幾つかの映画祭に出展され、国内でも単館上映された。

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仲むつまじく静かな生活を送る、効果音技師の克彦と純子。
しかし一見平凡そうに見える純子は、実は霊を感じる力を持つ霊能者であり、純子の力に興味を持つ大学院生、早坂の紹介で降霊術を時々行ったりしていた。そんなある日、逃走中に事故を起こした人が意識不明になるという事件が起こる。

警察は早坂を通して行方不明のままの少女の居場所を探ろうと彼女に協力を求めてくる。しかしその力を発揮できないまま、疑念の目で見送られて帰宅する純子。

すると彼女は克彦がナマ音を録音するために郊外へ出かけていった時、機材を入れた大きなジェラルミン・ケースの中に行方不明の少女がいる事を感じ取るのだった。そして自分の能力に漠然とした考えを抱いていた純子はある計画を思い付くのだったが……。


本作で注目すべきなのは、霊能者の苦悩を描き切ったプロットだけでなく、その心霊描写である。

白昼堂々と、何の前触れもなく唐突に出現する「それ」には、誰もがヒヤッとさせられることだろう。特に、夫がなにげに妻を見ると、その肩にしんだ少女の腕がある.....という心霊写真定番のショット(左写真下)は絶品である。
 しかし、少女の霊自体は、実はあまり怖くない。悪いのは彼女をしなせてしまった夫婦であり、彼女が現われるのは因果律の当然の帰結なのだ。だから、少女の霊よりもむしろ、大杉漣につきまとう女の霊の方が怖い。何故つきまとっているか、その理由が判らないからだ。
「幽霊は、出てくる理由が判らない方が怖い」。
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